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お年玉小形シートの誕生

昭和25年にスタートしたお年玉葉書ですが、この時の6等の商品は「記念切手」でした。

この記念切手こそが、今のお年玉切手お原型ですね。お年玉葉書こそ完売されましたが、この記念切手の内容はすんなりと決まったわけではありませんでした。

当初、郵政省内部では前年と同様に昭和25年用の年賀切手の発行を計画していました。しかし、お年玉葉書が発行されることになり、年賀切手の計画は中止に。賞品の記念切手については、売れ残り在庫の中から額面10円相当のものを放出されることになったそうです。

しかし、準備の段階で売れ残りの実数は、当たりくじの本数に相当する360万枚には足りないことが判明しました。そして急遽、「お年玉葉書の賞品にふさわしい題材」として「干支切手」としてトラの切手が発行されることになったそうです。

切手の題材としては当初は郵務局長の強い意志により「張り子の虎」が有力視されていました。そして最終的には、円山応挙の六曲一双の墨絵「竜虎の図」からの虎の絵が採用されたそうです。

そして当時の郵政省切手係長が原画の所蔵者を訪ねて京都へ出張調査に出かけましたが、所蔵者は結局判明できませんでした。

このため、一度は取りやめになった「張り子の虎」を切手に取り上げる案が再浮上しましたが、結局は現代のデザイナーによって「竜虎の図」を描き直すことになったそうです。そして東京・上のの国立博物館が所蔵していた「竜虎の図」の写真をもとに、郵政省のデザイナーによって原画が作成されました。

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